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2022年02月

金井哲夫の編集日記「リステリンのキャップ」

100000001004047949_10204_002.jpeg 我が家ではマウスウォッシュのリステリンを使っているのだけど、そのキャップには2つの突起が出ていて、ボトルの口の爪に引っ掛かるようになってる。だから、普通にキャップを捻っても回らず、簡単にはキャップを外せない。人差し指と親は指でキャプを挟んで押し潰し、ボトルの爪に突起が引っ掛からないようにして捻ればキャップが外せる。 

 これは、お馬鹿な人がカラフルなリステリンの液体を飲み物と間違えて飲んでしまうのを防止するための措置だそうだ。こんな簡単な仕掛けで開けられなくなるような馬鹿な人間のことを考えると、笑わずにはいられない。本当にそんなやつがいるのかとも思うが、どうもいるらしい。いるからこそ、この馬鹿防止キャップが付いているのだ。もちろん、非常に単純な仕掛けなので、馬鹿ではない普通の人間なら難なく開けることができる。 

 さて我が家族は、毎回このキャップを外すのに大変に難儀をしている。なかなか開けられない。じつに困る。こんな単純な仕掛けのためにキャップが外せないような愚者のために、こっちまでキャップが外せなくなるのは迷惑な話だ。そんな不満を抱きつつ、ボクは毎晩このキャップと格闘していた。 

  するとある日、気がついた。キャップの突起がなくなってる。誰かがハサミでちょきんと切ったらしい。するとどうだ、じつに簡単に開けられるようになった。何の引っかかりもない。すいすい開けられる。画期的だ。お馬鹿防止キャップが開けられなくて困った挙げ句に、お馬鹿防止キャップの核心である突起を切り落とす。なんと頭がいい。馬鹿には到底及ばない知恵だ。お陰で毎晩、快適にキャップを開けている。これは、リステリンのキャップが開けられなくて困っている人に、広く知らしめるべき大発明だと思う。

おしまい
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